青い鳥

アール・デコ挿絵本の魅力を思いつくまま

アールデコ挿絵本の「オマケ」

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 海外の古書店とつき合っていると、それぞれのお国柄が感じられて面白いです。

スイスやドイツの店は問い合わせのレスポンスも早く発送の手際もいいですが、スイスは郵送料が高くドイツは輸送の日数が不安定です。一方フランスはというと輸送の信頼性は高いですが、店の対応はけっこう横着なことがあります。

梱包はおどろくほどラフで頑丈、テープでぐるぐる巻きとか詰め物が新聞紙など当たり前、中には別の古本のスリップケースが梱包がわりのこともありアゼンとします「ネタでやってるだろ!」と突っ込みたくなる面白さです。「これで本がイタまないだろう、どうだ!」といわんばかり。

一方で多くの店で共通するのはとても素敵なカードやしおりがついてくること。中には上質の紙に木版刷りでアートのようなカードもあります。

このオシャレなカードとラフで頑丈な梱包とのギャップは何でしょうね。

強引にまとめると「フランスの美的センスと合理性」ということかな。