青い鳥

アール・デコ挿絵本の魅力を思いつくまま

大型連休は “ コッペリア ” 三昧

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左は “ カンパニーDECOBOCO ”、右は “ 新国立劇場バレエ団 ” の公演パンフレット

 

マルティ挿絵本のBEST10を予定していましたが、急遽新ネタを挟みます。

緊急事態発令中の大型連休は “ コッペリア ” 三昧でした。新国立劇場バレエ団は予定していたローラン・プティ振り付けのコッペリアを、四公演とも無観客生配信で敢行。しかも無料YOUTUBE 。さすが国立 !! 太っ腹です。

研ぎ澄まされた中にもどこかコミカルなローラン・プティ特有の振り付け、完璧にカラーコーディネイトされた衣装とセット、群舞、いずれも見事でしたが、とりわけ中島駿野の演じる、ダンディでコミカルで悲哀に満ちたコッペリウスは出色の出来でした。長身と洗練された手の動きが印象に残ります。ファースト・アーティストからの抜擢ですが、今後が楽しみです。

一方、宝塚の実力バレエ団 “ カンパニーDECOBOCO ” は25日に予定していた公演を、発令前日の24日に前倒しする力業で上演。こちらはおもちゃ箱のようなカラフルで楽しい舞台でした。見どころはバレエ団オーナーの子息にして2019年ローザンヌ4位入賞の脇塚優。弾けるような笑顔とジャンプが魅力です。新国立のプリンシパル達を凌ぐジャンプ&ターンを見せてくれました。パ・ド・ドゥの精度が上がれば完璧なフランツです。

というわけで今週は “ コッペリア ” 三昧の連休でした。

次回はいよいよマルティ挿絵本 BEST10 を!!